東京近郊 おすすめホテル・ラウンジ案内


高級なホテルに行くと、海外の富裕層が子連れで時を過ごしているのをご存知でしょうか。ホテルは実は教育機関でもあるのです。私は小学生の頃、祖父母と両親に連れられて、毎年夏によいホテルで数日間、親戚17人で過ごしていました。祖父は今でも続く設計事務所を立ち上げた人であり、空間にこだわりがあったのだと思います。

小学生の息子とベネチア、サンマルコ広場のカフェへ
小学生の息子とベネチア、サンマルコ広場のカフェへ

私は子供時代の数多くの出来事の中でもこの経験に一番感謝し、自分の子供は絶対にいい空間に連れて行こう、どんなにお金がなくても本物に触れることだけは伝えようと心に決めました。総勢17人で騒々しかった私たちは様々なホテルにお世話になり、従姉妹たちの多くはセンスのいい大人になって、設計関係の仕事をしています。私たちに共通する空間へのこだわりは、きっとあの子供時代に育まれたのではないかと思います。

京都の俵屋旅館。部屋ごとのしつらえが違って面白い
京都の俵屋旅館。部屋ごとのしつらえが違って面白い

とはいえ、昨今は外資系などのきらびやかなホテルが多く、見た目の華々しさや名前の知名度をもとに選ぶ人も多いように思います。また、ホテルやフランス料理店などは、やたらと気取ったスタッフが多く、彼らにビビったり、下にみられているように感じることもあるでしょう。しかし、本当に優れた店は決してそんなことをしないのです。サービスとは何か?それは人を大切な人間として扱うこと、それ以外にありません。その基本をわかっていない店があまりに多すぎると私は思います。

着物でガイド
着物でガイド

私は「要注意:VIP」と事前資料に書かれた方のフランス人のガイドを何度もしてきましたが、彼らに会って、1日か数日一緒にいても、「彼らが本当にVIP??」と思うことばかり。アマンやペニンシュラなどの有名ホテルに泊まっていても、歩きやすさを考えるため、足下はスニーカー。自慢げにユニクロのジャケットを羽織っている人も多いです。そして寒い時は私と一緒にウィンドブレーカーを買いに行き、暑くて仕方ない時は半ズボンを途中で買って、それを着ています。彼らの見た目や振る舞いも、普通の人と大差ありません。もちろんディナーに行く前はホテルに戻ってオシャレをするとはいえ、普通の格好の人たちを見た目で判断し、ひどい扱いをした店は、後にとんでもないことになるのです。

着物で俵屋旅館のお正月
着物で俵屋旅館のお正月

 私はカフェ文化を研究しているものの、近所にあまりいいカフェがないため、数年前からホテルのラウンジで執筆するようになりました。そこは一見同じように見えて雲泥の差があります。素晴らしいサービスや空間、経験というのは、高ければよいものではありません。回転寿司と同じ値段で、職人さんの握った素晴らしいお寿司が食べれる店もあります。また、インスタ映えする店が必ずしも美味しいかというと決してそうではありません。私は大学生の時に食べた「北島亭」のブランマンジェの味をいまでもよく覚えていますが、見た目は驚くほどそっけない白いデザートでした。でもその美味しさといったら20年たっても覚えているほどなのです。その時に、本当に美味しいものは見た目が豪奢ではないというのを悟りました。

コロナ前まで開催されていた飯田家のつどい
コロナ前まで開催されていた飯田家のつどい

大切なのは、本物を追求し、そこに子供や友人たちを連れていき、素晴らしい店や文化を守っていくことだと思います。日本にはあまりにまがい物が多く、大したことのない店や有名店に多くの人が行列する一方で、本質を追求してきた静かな店が忘れられていくように思います。素晴らしい店や空間には、払ったお金以上の価値があるものです。ホテルのラウンジは、ホテルの姿勢を表しているショーウィンドウのようなもの。どんな場所を選ぶか、どんな店を選ぶかというのはその人に対する判断基準になります。VIPを案内する時にとにかく重要なのは年号をしっかり覚えることや、各寺院の細かすぎる説明ではなく、いい店やいい空間を知っておくことだと私は肝に命じています。


この記事の著者について


この記事の著者、Lumière代表、Paris-Bistro.com日本版代表の飯田についてはこちらをご覧ください。


レベル5 費用対効果が高く ダントツに素晴らしい


東京でダントツにおすすめなのは何と言っても帝国ホテル。帝国ホテルは様々な外資系ホテルをまわった人も「やっぱり帝国ホテルがいいね」といって帰ってくるそうです。東京に数少ない「おもてなし」の精神を体現しているホテルがあるとすれば、それは帝国ホテルです。ホテル御三家のトップであり、「帝国ホテル」というと萎縮する人が多い一方で、これほどまでに普通の人間を大切に扱ってくれる場所は他にありません。私は数々のホテルに執筆やVIPの通訳ガイドで行きましたが、スニーカーでリュックを背負っていても嫌な顔ひとつせず、ごく普通に扱ってくれるのはここだけです。(でもホテルのラウンジに行く時は少しはオシャレして行きましょう。着物もおすすめ!)


【銀座】帝国ホテル ランデブーラウンジ・バー


数多くのホテルが仰々しい眺めやインテリアで競う中、このラウンジの驚くべき点はほとんど景色が見えないこと。日本庭園もなければ皇居が見えるわけでもありません。それなのにコロナ以前は平日でも待つのが普通のことでした。他のホテルのラウンジに比べると質素でインスタ映えしないにも関わらず、なぜそんなにも人が来るのか?それはここの居心地がダントツにいいから。ちょっと振りむけばスタッフの人がすぐにやって来て、多少のわがままには「もちろんすぐご用意いたします」といって答えてくれる。

ここの紅茶はきちんと美味しく、長居していたら差し湯だけでなく、茶葉ごと新しいものに変えてくれたこともありました。普通はケーキセットといえば紅茶かコーヒーのみですが、友人がダメ元で「ハーブティじゃだめですか?」と聞いた時も、嫌な顔ひとつせずに「もちろん大丈夫です」と答えてくれました。こうした対応は他のホテルではありえません。外資系の有名ホテルはスタッフが外国人で、細やかな日本語が通じず、日本にいるのに聞き返されることすら多いです。私は隣の人の会話が気になるタイプで、日本のカフェのおばさんのうるささに辟易してホテルのラウンジに行くようになりましたが、ここで隣席の人がうるさいと思ったことは一度もありません。吹き抜けなので冬はちょっと寒いですが、ひざかけも貸してもらえます。

やっと出会えた苺のタルト!着物で行くのもおすすめです
やっと出会えた苺のタルト!着物で行くのもおすすめです

私はコーヒーが大量に飲めないため、ホテルでは主に紅茶を頼みますが、紅茶がまともに美味しいのホテルは帝国ホテルくらい。他のホテルではまずは紅茶の入れ方を習ってきてくれ!と突っ込みたくなります。帝国ホテルではケーキセットを頼むときちんとしたフォークとナイフ、そして大ぶりの紙ナプキンをセットしてもらえます。(当たり前のようですが、雅叙園では紙ナプキンすら出てきません)どのケーキも本当にお金を払う価値のある、素晴らしい味わいです。帝国ホテルのパティシエはパテシィエ業界でもトップクラスの憧れだそうです。(そのうちの一人は世界のパティシエコンクールで銀賞受賞)私のオススメは苺のタルト。これを食べたら2度と自分でタルトをつくろうという気がなくなりました。(→残念ながら最近は3月ごろのストロベリーフェアの時期のみ提供)ケーキセットは2600円程度。紅茶やコーヒーはおかわり可能です。

コロナ以前に大好きだったピアノの生演奏は再開され、週末の18時、20時ごろから演奏されているようです(ノーチャージ)美味しいお酒を飲みながらピアノに酔いしれ、初めてNew York Timesという素晴らしい新聞に出会ったあの幸福は忘れられません。英字新聞の中でもNew York Timesが置いてあるホテルのラウンジもここくらいでは?かつては喫煙だったラウンジのバーも禁煙になったそう!あのカウンターに堂々と腰掛けてみたいものです。バーのおつまみも美味しく、しばらくするとおかわりをくれるのもさすが帝国ホテル。帝国ホテルにはバーが3つもあるんですよ。


【銀座】帝国ホテル 会員専用ラウンジ


あまり知られていませんが、実は帝国ホテルには「インペリアルクラブ」というめちゃくちゃお得な会員制度があります。巷にはマリオットやヒルトンなどの会員制度もありますが、どう考えてもこれが一番お得で、年会費はたったの1375円。会員になると帝国ホテルの直営店が常時1割引になります(お土産ショップのガルガンチュワも)。そして5階の会員専用ラウンジが使えるようになります。

会員専用ラウンジのソフトドリンクはなんとほぼ1000円以下!紅茶もとっても美味しく、おかわりも頼めます(もちろんコーヒーも)ここはほぼ商談や打ち合わせの場として使われており、仕事着の男性が多いです。銀座のど真ん中に、1000円以下で2時間程ゆっくりできる場所があり、おかわりもでき、かつ美味しいというのは信じられないことです。ですので私は最近銀座ではほぼここしか行きません。

残念ながらケーキはないですが、2400円くらいのクラブハウスサンドイッチも、カリカリのベーコンや細かくカットされた鶏肉などが絶妙にマッチした美味しさ。かなりお腹いっぱいになります。またチョコレートの盛り合わせも、さすが帝国ホテル!というお味でおすすめ。一人では食べきれない量なので、誰かとぜひシェアして絶品のチョコを味わってみてください。仕事をするときや、大事な人と打ち合わせをしたい時におすすめ。予約不可。ちなみにここに来る方は皆自分の会社の一室だと思って仕事をしているため、話し声は大きいです。一人での考え事には不向き。会員になりたい方は、帝国ホテルに行って会員用の申込書をゲットしてください。(※会員紹介キャンペーン実施期間中は、案内を郵送することもできます)


【銀座】帝国ホテル インペリアルラウンジ アクア


17階にあるインペリアルラウンジ アクアは、上記2つとは打って変わって開放的は雰囲気で、お洒落な女性がお茶やアフターヌーンティーを楽しみにくる感じです。日比谷公園と皇居が見渡せ、開放感があってとても素敵ですが、仕事にはあまり向きません。サービスは1階のほうが素晴らしいように思いますが、開放的で上質な空間で気持ちをリフレッシュしたいときにオススメ。数々のアフターヌーンティーがある中で、特に気にいったのはチョコレートメインのものや、フランス菓子がメインのもの。やはりこの2つは帝国ホテルが誇る分野だからでは。アクアには個室もあり、World News Caféのオフ会で使用させていただきました。(要個室料)下記動画をご覧いただくと全体の雰囲気がわかると思います。

アクアには知る人ぞ知る(?)奥の空間があります。基本的には18時ごろからバーとして使われているようです。帝国ホテル広しといえどえもこの空間の重厚感には一歩足を踏み入れた時から驚きを隠せませんでした。こんなバーが行きつけの人になりたいものです。(写真下)ちなみに東京で最高のバーと言われる2階のオールド・インペリアルバーも最高です!

帝国ホテル東京:最寄駅 日比谷線、千代田線 日比谷駅、銀座線、丸の内線 銀座駅、JR有楽町駅


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【永田町】赤坂プリンス クラシックハウス


ここをラウンジというのかは別として、とてもおすすめの空間です。1920年代に建てられた洋館は、まさにイギリスの邸宅に来たかのような別世界。庭にはバラも咲いています。こちらはデザートが本当に美味しく、アップルパイは感動的でした。世間はアフターヌーンティー流行ですが、本当に美味しいアフターヌーンティーは滅多にありません(美味しさが記憶に残ることはほとんどない)。個室も本当に素敵な空間で、8名くらいから予約ができたと思います。一度は行くべき空間です。特にクリスマス前がおすすめ。

 

最寄駅:メトロ永田町駅、赤坂見附駅

赤坂プリンス クラシックハウスHP


【半蔵門】ホテルグランドアーク レストランパティオ


ここは千鳥ヶ淵のお花見の後に偶然見つけ、見るからに高いだろう・・・と思って入ったらケーキセットが1000円くらいで驚き、それから行きつけになりました。かつて九段下のイタリア文化会館に通っていたので、授業前やその後にもかなり通わせてもらいました。ここは空間が非常に広く、ランチの生パスタやイチゴのタルトなどの味も素晴らしい!のに他のホテルとは比較にならない安さです。かつ、永田町に近いため、政治関係の方や国立劇場の関係者や劇場帰りの方など、仰々しい方を相手にしているため、サービスは手慣れたもの。ここは常連の方も多いようで、スタッフの方と会話している姿をよく見かけます。皇居が目の前にあり、テラス席すらあります。上にはバーもあり、バーも格安。夕暮れ時は皇居や東京駅周辺の美しい景色が見渡せます。費用対効果という点で本当に優れた穴場なホテル。もちろんコーヒーも紅茶もおかわりできます。

 

最寄駅:半蔵門線、半蔵門駅

レストランパティオのHP


【箱根】ハイアット リージェンシー「リビングルーム」


数あるハイアットの中でも、ここがダントツにサービスがよいのでは?箱根に数日滞在した際、3日間ここに通いましたが、スタッフの方は私が以前頼んだものや、悩んで頼まなかったものまで覚えていてくれ、宿泊者でもないのにマイクロバスで宿の近くまで送ってくれました。高級ホテルのスタッフといえば鼻高々で感じ悪い、というのが東京の大半のホテルの印象ですが、こちらはサービスの極意をわきまえているホテルだと思います。こちらのラウンジは開放的で緑も見えており、とても心地いいですが、強羅なので窓際だと硫黄の匂いがすることもあります。アフターヌーンティーは東京から比べると破格でボリューム満点でした。スコーンやケーキもとても美味しかったです。箱根に来たらわざわざ寄りたい素晴らしい空間です。

 

最寄駅:箱根登山鉄道 強羅からシャトルバス


レベル4 気分転換に時々行きたいおすすめラウンジ

レベル5ほどではないものの、気分転換におすすめのラウンジ。心地よい経験ができ、サービスもわりとよいので、一緒に行った人に喜ばれることでしょう。


【東京】フォーシーズンズホテル 丸の内


こちらは眺めが圧巻なため、たまに気分転換に行っていました。コロナ前はハッピーアワーがあり、東京駅が見渡せる素晴らしい眺めなのに、1000円ちょっとでお酒を飲むことができました。初めて行った時は山盛りのおつまみと雑誌まであり、追加料金をとられるのかとドキドキしましたが、本当に1000円ちょっとで驚きました。だんだんおつまみは減ってきたような気がしますが・・・カクテルの味はごく普通ですが、気分転換に。フランス人のお客さんも喜んでいました。(※現在は営業していないかもしれません)

 

最寄駅:JR東京駅、丸の内線東京駅(八重洲口)


【新宿】パークハイアット ニューヨークバー


こちらはパークハイアットの最上階、52階にあり、ジャズの演奏がある素敵なバーです。天井も高く、東京で1番と言えるくらい圧巻!な眺めの中で、ジャズに酔いしれるのは心地いいもの。東京広しといえども、50階を超える場所に位置するバーはあまり多くなく、40階と50階の眺めには雲泥の差があります。とはいえジャズの演奏が始まると、かなりの音量のため会話には支障があるので、会話メインよりもジャズに浸りたい人におすすめ。ジャズといっても演奏だけでなく歌があります。個人的には歌がないジャズの方が好きなのですが・・・ここも気分転換に素晴らしい場所ですが、チャージも2750円かかるため、2品ちょっと頼んだだけで一人1万円弱かかります。有名なピークラウンジ(写真左下)よりこちらのほうが断然おすすめ。予約不可。ロビーへと向かう本の棚がとってもオシャレな空間です。

 

最寄駅:都営地下鉄 都庁前駅、JR新宿駅

パークハイアットニューヨークバーのHP


【永田町】ニューオータニ ガーデンラウンジ


こちらは広大な日本庭園と大きな滝に面しており、特に午後から夕暮れ時にかけての時間がおすすめです。わりと高いですが、かつてはハッピーアワーもありました。なんといっても景色が圧巻なので、日常からの気分転換に。こちらのショートケーキは絶品でした。ただしニューオータニはほぼ迷路で、1階と6階が同じフロアにあったりするので、方向音痴の方にはおすすめしません(スタッフの方の説明をきいてもピンとこないことが多いです)。ニューオータニを攻略できたらもうどこでも迷わなくなるかも?ニューオータニの庭園散策は無料です。

 

最寄駅:メトロ半蔵門線・南北線 永田町駅、銀座線・丸の内線 赤坂見附駅

ガーデンラウンジのHP


【白金台】シェラトン都ホテル東京 バンブー


都ホテルは駅からわりと離れていますが、わざわざ行く価値のあるラウンジです。ここは何よりも景色が圧巻。目の前に広がる緑はまるで京都の寺社の庭を眺めているようです。空調がわりと寒いのが私にとっては難点ですが。お茶の値段も他のホテルに比べると割安だったと思います。ソファーも座りやすく、仕事をしている人も多いためゆっくりすることが可能です。紅茶などはおかわりが可能。ホテルからは白金台や目黒駅に向かう無料送迎バスがでています。都ホテルに行く際はぜひ八芳園の素晴らしい日本庭園もご覧ください。

 

最寄駅:南北線白金台駅から徒歩7分ほど、JR目黒駅からシャトルバス

バンブーのHP


【大手町】パレスホテル東京 グランド キッチン


パレスホテルも駅からわりと離れていますが、こちらのラウンジはゆったりした雰囲気でわりとおすすめ。でもドリンクはそれなりの値段がします。ランチやアフターヌーンティーもありますが、基本的に高級。パレスホテルは皇居の向いではありますが、ラウンジはホテルの奥にあるため、皇居が眺められるわけではありません。3階くらいにもうひとつラウンジがあり、そこからは皇居が一望できるテラス席もあったと思います。

 

最寄駅:地下鉄大手町駅、丸の内線、JR東京駅

グランドキッチンのHP


【横浜】カハラホテル ラウンジ


横浜のみなとみらいに新しくオープンした、ハワイの名門、カハラホテル 。こちらはイタリアンがとてもおすすめです。ラウンジではコロナ禍ですら生演奏を毎日していたというから驚き(多くの場所で中止されたので)。素晴らしい演奏に酔いしれることができました。カハラホテルは「時を忘れるくつろぎ」を大切にしており、かなりゆっくりと時間を過ごすことができました。アフターヌーンティーもこだわりのようです。ちなみにラウンジから海はあまり見えません。お茶は1500円程度。ぜひ動画で気分を味わってみて下さい。


【早稲田】椿山荘 ル・ジャルダン


椿山荘は私の学生時代の庭であり、よくおにぎりをこの庭園で食べていました。滝の後ろを通れる場所があることも、この庭の素晴らしさも学生時代に教わりました。そして椿山荘のロビーの豪奢なお花はいつも生花であるということも・・・(生花ではないホテルもあるので、そのホテルの良さを見分けるときに使えます)普段から結婚式だらけで華々しい椿山荘ですが、お庭を上側から眺められるラウンジには贅沢な時間が流れています。こちらはほとんとアフターヌーンティー専用と化しており、もはや予約をとることが困難であり、ふらっと行って座れることはほとんどないのが残念です。アフターヌーンティーはかなり有名なわりに味は普通だと思います。もう一つのラウンジはあまりおすすめしません。椿山荘に来たらとにかく庭散策をお勧めします。山県有朋は素晴らしいセンスの持ち主で、彼の持っていた庭はどれも本当におすすめです。椿山荘もかなり入り組んでいるので、方向音痴の人は迷子になる可能性があります・・・

 

最寄駅:メトロ江戸川橋駅または早稲田駅

ル・ジャルダンのHP


【品川】グランドプリンスホテル高輪 光明


高輪プリンスも品川駅からけっこう歩くものの、一度は訪れたいホテル。なんせここは庭園が綺麗でよく手入れされています。ラウンジもあまり有名ではないので混んでて入れないということはなく、他にもいくつか選択肢があります。庭園が見えるラウンジはゆったりしており、わりといいのですが、紅茶が「ポットで提供されているから」という理由でおかわりがなかったのが残念。帝国ホテルはそんなケチくさいことを言いません・・・とはいえこの空間でケーキセットが2000円以下というのはお得です。高輪プリンスは全体の散歩をするだけでも楽しめます。

 

最寄駅:品川駅

光明のHP


【京都】リッツ・カールトン ザ・ロビー・ラウンジ


鴨川沿いに2016年にオープンしたリッツ・カールトン。世界に誇るリッツのサービスが最高!かといえば、私には微妙です。高級車かタクシーで来る人だけを対象にしているのか、徒歩で入り口に入っても、その後ホテル内へと向かう入り口がどこにあるのかわからず内心途方に暮れてしまいます。黒い壁にしか見えない場所を「開けゴマ!」と念じると開いてくれるのですが、壁のような場所に向かって一人突進するのにはだいぶ勇気がいります。デートで初めて行くのはやめた方がいいかも(笑)普段は誰かいるのかもしれませんが、私が行った時は入り口付近にスタッフは誰もいませんでした。

 

有名なこちらのラウンジはわりとアフターヌーンティーで埋まっているようなので、予約なしで入れるかどうかは運次第かもしれません。アフターヌーンティーは6000円以上しますが、お茶は1700円程度、ケーキはピエール・エルメのケーキ数種類がひとつ1200円で選べます。ケーキセットはないですが、お茶とケーキで3000円くらい。スープやキッシュなども。リッツは東京も京都もやたらとスタッフが気取っているわりに、たいしてサービスがよくない、というのが個人的な印象です。日本語ちゃんと通じてるのか?と思ったり、チャイなのにミルクが入ってなかったり。預けたコートと違うものがやってきたり・・・おもてなしの度合いでいけば圧倒的に帝国ホテルや俵屋の方が素晴らしいと思います。(俵屋は4人分の靴があっても、私の前に私の靴を置いてくれます)

景色は冬でも紅葉が少し眺められたり、テラス席もあるようなのでわりと楽しめるかと思います。京都で和風のものに飽きた時や、街中でゴミゴミせずに、センスのいい空間でゆったりお茶したい時におすすめ。ほうじ茶で有名な一保堂からも近いです。ただし、微妙な場所にあるので電話して空きがあるか確認してからいくのがおすすめ。

 

リッツ・カールトン京都 京都市役所前駅から徒歩7分程度

ザ・ロビー・ラウンジのHP


【名古屋】マリオットアソシア スカイラウンジ・ジーニス


名古屋駅直結のマリオットアソシアホテルの52階にあるスカイラウンジ。東京でも50階を超えるラウンジはなかなかありません。マリオットは入った瞬間から全てが仰々しく、ここに到着するとより一層仰々しい雰囲気が増しますが、意外とダウンジャケット姿で到着している人もいました。店内はわりと圧巻で、目の前に広がる夜景だけでなく、天井画も宇宙や天空を表しているらしくとても素敵です。カクテルは2000円前後。おつまみはつきません(→帝国ホテルの場合はおつまみもつきます)生演奏もあるようですが、おそらく歌ではないかと思います。窓際の席は予約で埋まるようなので、窓際がいい人は予約がおすすめ。わりと広いので、予約なしで名古屋にきた時にふらっとお酒を飲むのにも向いていると思います。JR名古屋駅からすぐ。

スカイラウンジジーニスのHP


レベル3

有名だけと突っ込みたいポイントがあるラウンジ


【日本橋】マンダリンオリエンタル オリエンタルラウンジ


マンダリンのラウンジは人気があり、夜の景色は最高で東京でもトップレベル。また、マンダリンのトイレは日本一だと思っています。とはいえマンダリンはスタッフの対応が高慢な感じで私はあまり好きではありません。何度かここには行っていますが、スタッフの対応がよいと感じたことは一度もありません。昼にアフターヌーンティーで行くとまわりのビル街が見えすぎるため、ここは夜に行く場所だと思います。この下の階のバーはわりと良さそうでずっと気になっていますが、コロナ以前までは喫煙だったのでまだ行けていません。マンダリンは基本的に何でも高いです。

 

最寄駅:半蔵門線、銀座線 三越前

オリエンタルラウンジHP


【恵比寿】ウェスティンホテル東京 ロビーラウンジ


ここは緑が見渡せ、天井も高く、綺麗で華々しい感じではありますが、来ている人はギラギラした雰囲気の人が多いです。商談だけでなく、スピリチュァル系のセッションにも使われているのだと思います。ここは他に比べるとドリンクは安め(1400円程度)なのですが、サービスがいいと思ったことはありません。往々にしてスタッフが気付くまでにかなりの時間がかかるため、「ああこれが帝国ホテルだったら」とつい思ってしまいます。ウェスティンはやたら豪奢でまさにインスタ映えする感じではありますが、トイレがあまり綺麗ではなかったり、残念ポイントも結構あります。アフターヌーンティ は他に比べると随分お値打ち。ラウンジよりもバーが気になります。

最寄駅:恵比寿駅

ロビーラウンジのHP


【箱根】 山のホテル ラウンジ・バー


山のホテルは箱根でも非常に有名で、芦ノ湖から見るとその堂々たる外観に憧れが生まれます。つつじの丘も非常に綺麗で、ラウンジも素敵な雰囲気なのですが・・・何かが足りない

ようにいつも感じてしまいます。シュークリームが一番有名だそうですが、私にはたいして美味しいように思えません。うまくいくと富士山が見えてラッキーですが、わざわざここまで来なくてもいいかなという気もします。わざわざ行くならハイアットの方が断然おすすめ。期待感が高いだけにちょっと残念。


レベル2

突っ込みどころが多いラウンジ。自分のお金では行きたくありません。


【汐留】コンラッド


私はジャーナリストとして数々のホテルでのイベントでのワイン試飲会やペアリングにも行かせていただき、コンラッドが一番美味しかったので期待していたのですが、コンラッドのラウンジはあまりおすすめしません。まずアフターヌーンティーに注力しすぎて、ほとんど予約がとれないこと。また、アフターヌーンティーはわりと高級で、まさにインスタ映えしますが、どれかが飛び上がるほど美味しいということもありません。しかもアフターヌーンティ の時間制限(2時間)は厳しく、時間になる前に会計を要求されます。つまり、お客さんとして大切にされている感じをほとんど感じないのです。わりといいホテルなだけに残念です。費用対効果は低いと思います。スタッフもあまり感じがいいとは言えません。


【目黒】雅叙園 パンドラ


東京には雅叙園を愛する人がたくさんおり、三世代で愛されているホテルだそうです。でも私は雅叙園がどうしても好きになれません。たしかに華々しい演出は山ほどあります。百段階段、仰々しいトイレ、室内にある茅葺屋根のレストラン・・・そういうのが好きな人に雅叙園は向いているのかもしれません。この記事は雅叙園のラウンジで風邪をひきかけ、非常にがっかりしたことを機に書き始めたものです。ケーキセットは2000円近くしますが、ケーキなのに紙ナプキンもついてこないため、食べかけのものがポロっと落ちると洋服が汚れます。また、紅茶のポットにはティコゼーがついていますが、紅茶はティーバッグ。日本のホテルでこれかよ・・・とガッカリでした。そして空間が広すぎるためにかなり寒く、私以外の女性もトレンチコートなどを羽織って座っていました。あまりに寒いので最後にそれを伝えたところ、「全館暖房で11月からだから仕方ない」とのこと。ホテルはサービス業ではないのでしょうか?サービス料13%の意味がわかりませんでした。


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