英語学習におすすめの洋書案内


素晴らしい本やそこから得られる叡智は人生を変える力を持っています。特に優れた英語の原著は、最近の本屋でよく見かける、内容の薄っぺらい本とはまるで質が違います。そこにはカルピスの原液と、水と氷で薄まったカルピスくらいの差があります。数十万円のセミナーにお金を払わなくても、優れた洋書を1冊読むだけで人生は変わります。原著で読めば、翻訳では味わいきれない著者のエネルギーにダイレクトに触れられます。また、日本語よりもじっくり読むため、内容がしっかり頭に入って身につきやすいのも原著のよさです。

 

ここでは主に、これまでWorld News Caféで扱ってきた優れた本をご紹介します。World News Caféは、自力で英字新聞や英語の原著が読める人を育てることを目的に毎週末オンラインで開催しています。

※本の画像をクリックするとアマゾンのサイトに移ります。紹介している本はどれも千円から2千円程度です。



レベル1 基礎編(初心者向け)


Les Misérables

名著『レミゼラブル』を英語学習初心者向けに書き直した読みやすいブックレット。この『レミゼラブル』は英語に長年触れていない人が長文にはじめて挑戦するときにオススメ。「オックスフォード・ブックウォームズ」シリーズは、読みやすさがレベル別になっており、レミゼラブルは最も読みやすいレベル1です。とはいえ一人で最後まで読むのは気力がいるもの。この本ならドキドキしたり感動しながら最後まで読み進めることが可能です。


Leonardo da Vinci

こちらは「オックスフォード・ブックウォームズ」のレベル2で、初級者向きですが、ダヴィンチが気になる人なら誰にでもオススメ!画家としてのダヴィンチではなく、500年も先をいっていた天才科学者・技術者としてのダヴィンチの姿がよくわかります。戦車やパラシュート、ダイビングスーツまで、歴史上はじめて発明したのは彼なのです。これを一冊しっかり読み込めば、ダヴィンチについて語れるようになります。World News Caféでは3回にかけてダヴィンチに関するビデオなども使いながら読解し、大好評の会になりました。


Sherlock Holmes Short Stories

こちらも「オックスフォードブックワームズ」のレベル2。英語学習者の憧れであるシャーロック・ホームズは原文で読むとかなり難しく、市販されている本は文字がやたらと細かいため、難易度はかなり高いです。こちらは英語学習者用にやさしく書き直されているのでおすすめです。1つの短編は14ページ程度。World News Caféの基礎編では、1回で1つの短編を読み解きます。(2021年9月から)


Martin Luther King

こちらはオックスフォードのシリーズのレベル3。実はアメリカでは1960年代まで公然と黒人差別が続いていたのをご存知でしょうか?非常に頭がよく、飛び級して大学に行ったキング牧師。北部ではわりと白人と黒人が仲良くできた一方で、南部では公然と黒人差別が残っていました。その状況を変えるために彼がとったのが非暴力の不服従運動。1年以上続いたバスのボイコットにより、彼の名は一躍アメリカ中に知れ渡ります。昨年のBlack Lives Matterや世界中での様々な形の差別について考えさせられるだけでなく、困難な状況に勇敢に立ち向かい、信念を貫いた人の美しく感動的な姿に出会えます。


レベル2 洋書にしては読みやすい


英文読解のコツがつかめるようになったらぜひ原文読解に挑戦しましょう。World News Caféでは、1回の本の原文読解で扱うのは7〜10ページほど。レベル2でご紹介するのは、一文が短めでシンプルに書かれている本です。まずはこうした文章に慣れないと、新聞読解にたち向かうことができません。1章まるごと一人で読むのは大変という方は、ぜひWorld News Caféの読解にご参加ください。みんなで一緒になって最後まで読むので、挫折することなく達成感を味わえます。参加者とも仲良くなれますよ。


How to win friends and influence people

デール・カーネギーの名著『人を動かす』の原著。カーネギーは訳本だと眠くなるという方も多いですが、原著のエネルギーは違います!カーネギーのすごいところは1章読むごとに人を泣かせる力があること。100冊の薄っぺらいビジネス本よりもこの本を1冊よむことを強くオススメします。自分でビジネスをされている方には本当に大事なエッセンスが詰まっています。一番のキーワードは「人を大切な人として扱うこと」、そして人の話を聞くこと。英語だと読むペースが落ちるため、1章ごとにゆっくり読んでかみしめ、人生に着実に活かすことをお勧めします。カーネギーはさらっと流し読みしても何の意味もありません。World News Caféでも今後も扱う予定です。


How to stop worrying and start living

この本はカーネギーの『道は開ける』の原著ですが、原題は「いかにして悩みやストレスから解放され、自分の人生を生きるか」という意味合いです。「道は開ける」というのは素晴らしいタイトルですが、それは悩みや不安、ストレスの解消法を身につければ、結果としてあなたの道は開けるという意味なのです。つまりこの本にはストレスで身も心もダメになっている人を救う方法が何十通りも書かれているのです。カウンセリングにかかる前にこの本を熟読すれば、きっと解決策が見つかるはず。私はストレス由来の熱中症で1ヶ月以上心身ともにダメになっていたときに、この原題を思い出し、むさぼるように読みました。おかげでカウンセリングの先生も驚くほどの速さで回復していきました。この本は本当に素晴らしく役立つため、悩みやすいタイプの人はぜひとも原著をそばに置き、胃が痛くなったらすぐにめくることをお勧めします。World News Caféでもだいぶ読みましたが、また時折扱いたいと思います。コロナ禍でしんどい思いをしている人に本当にオススメ。


Rich Dad Poor Dad

リチャード・キヨサキ『金持ち父さん 貧乏父さん』の原著。訳書のタイトルは「貧乏父さん」になっていますが、Poorには可哀想という意味も含まれており、必ずしも「貧乏」だけを意味しているわけではないと思います。Poor Dadというのは、ロバート・キヨサキ氏の実の父で、ハワイの官職についてきちんとした仕事をしていた人です。彼がこの本で言いたいのは、彼の父のように真面目に、誠実に働き続けても、人はお金持ちになれないということです。つまり、よい教育を受け、いい大学を出て、安定した就職先を見つけても実際には人はアリ地獄のような堂々巡りを繰り返し、そこから出られないのです。ではどうすればいいかといえば、まずは投資をして資産を増やすこと。投資はギャンブルではない。お金持ちになりたかったら負債(住宅ローンや車のローン)を増やすのではなく、とにかく資産欄を増やしなさいと力説しています。

 

 私はこの本を年末に熟読し、Rat Raceを抜け出して人生を変えることを決意しました。なぜそこから抜け出さなければいけないのか、ではどうしたらいいのかという簡単なステップが書かれています。原著で読んだ方が彼のエネルギーがビシバシ伝わってきて、人生を変えたくなるのではと思います。平易な言葉で書かれているのでとても読みやすく、基本的な投資関係の用語も身につきます。World News Caféではほぼ全章読解しました。


Winnie-the-Pooh

『くまのプーさん』の原著。私は中学時代によく訳本を読んでいたので、大人になって読めるようになってとても嬉しかったです。とはいえ、これはイギリス英語特有の読みにくさがあり、普段新聞読解に慣れている人でもつまづくことが多々ありました。文脈を想像しないとわからなかったり、プーさんの頭の中を自分で想像する必要もあります。とてもかわいい本なので手元に置いておきたくなると思いますが、他で英文読解に慣れてから挑戦する方が楽しく笑えるかもしれません。ご希望があればWorld News Caféでも扱うことが可能です。


Secrets of the Millionaire Mind

世の中に投資の本やビジネスの本は山ほどあれど、それだけでお金持ちになれるかというと、ことはそう簡単ではありません。実際には沢山稼いでもすぐにお金がなくなる人や、宝くじが当たってもすぐ元どおりになる人が山ほどいます。なぜかというと、それは稼ぎ方の方法論以前に、お金のマインドセットに問題があるからです。お金に対する潜在意識やものの見方が、自分が豊かになるのをブロックしているとしたら?もしそのブロックを取り除けたらどれほど変化できるのでしょう。数十万円のセミナーに行く前に、たった千円のこの1冊で学ぶことは山ほどあります。ミリオネアマインドを持つための実践方法も書いてあり(値段を見ずにものを買ってみる!など)とても面白くためになります。ビジネスや投資などの本を読んだけれどもイマイチ変化がない方、自分はお金に縁がないと思っている方におすすめ。とてもシンプルで読みやすい本。


The Secret

引き寄せの法則を世界中で有名にした『ザ・シークレット』の原著。日本語でもう読んだよーという方は私を含め、沢山いらっしゃるかと思いますが、実際に人生が変わった方はわりと少ないのでは?原著で読むとエネルギーが違います。また、言葉の響き方も針で刺されるようにビシバシ響きます。やはりもとが英語で書かれているので、英語で読むと、「あ!そういうことだったの!」という理解がスムーズになります。英語では「そんなの買えない、うちには無理」という時に"I can't affod it"という表現が出てきます。その反対が"I can afford it"ですが、日本語版では「私には経済力がある」と訳されていたと思います。「私には経済力がある」ですって?お金に困っているから買ったのにそんな大層なことが言えるか・・・と当時の私は思いましたが、それと「私には買える!」ではだいぶニュアンスが違います。買ったけれどもたいして引き寄せがうまくいかなかった、という人は、もしかすると日本語で読んでいたからかも?と私は英語版のオーディブルを聴きながら思いました。World News Caféで2022年1月後半ごろから読解の予定。


The MAGIC


小さな頃、ちょっとした事に感動し、魔法のようなキラキラしたことが起こるんじゃないかと思ったことはありませんか?でも大人になるにつれ、そんなのは幻想で、人生はつまらない、小説や映画のようではないと諦めた人は多いでしょう。私はそのイントロを読んだだけで涙が出そうになりました。でももし、子供のころに憧れたような生き方が本当にあるのだとしたら?様々な奇跡が起こり、魔法がかかったような世界というのは本当にあるのでしょうか。ロンダ・バーンによればそれは存在するそうです。そして私たちがその世界から縁遠い理由、それは感謝が足りないからだそう。

 

そんなこと言われたって、「ありがとう」って言ってるし・・・

 

と私も思いましたが。この本のワークをやると、たしかにいかに感謝が足りなかったかに気がつきます。そうすると申し訳なかった気になって、次第に行動や接し方まで変わるから不思議。大事なのは28日間のワークを続けることだそうで、なかなか気力が入りますが、6日間やってみるだけでも「なるほどー、だからダメだったんだー」と納得がいきます。人の行動というのは内面を映し出しているんだなとよくわかりました。

 

感謝しなさいといわれても、「??」と思う人にオススメ。引き寄せの中心にあるのは感謝だそうです。私はこの本のおかげか、いつもより幸せな気持ちで過ごせるようになりました。


一人では読めそうにない方へ


洋書を読んでみたいけど、数ページ読むだけで挫折、という方はぜひWorld News Caféで原文読解に慣れてみて下さい。World News Caféでは、1回につき1つの英文記事または本を約1章分読み込みます。背景や読解のコツも逐一解説していきます。参加者皆で一文ずつ最後まで読んでいくので、達成感がやみつきになるという方も多いです。毎週末土日オンラインで楽しく開催していますので、ぜひお気軽にご参加下さい。はじめの数回は翻訳に参加しないオブザーバー参加も可能です。初回無料体験レッスン可能です。開催日程やテーマを知りたい方は毎週2回発行している無料メールニュースにぜひご登録下さい。


レベル3 新聞読解と同じくらいの難易度


A Bear Called Paddington

『くまのパディントン』の原著。World News Caféでは6回くらい読解しました。こちらもイギリス英語特有の読みにくさが多少あり、馴染みのない単語もわりと出てきます。パディントンはとても可愛いのですが、ネイティブ用に書かれているため、読みながら文脈や光景をしっかり想像し、伏線を理解する必要があります。毎回ちゃんとオチがあるのですが、流し読みしていると伏線が理解できないことも。1つの章はわりと長いため、一気に読むには慣れや気合がいるかもしれません。ただ、しっかり読むとイギリスの光景が目に浮かび、自分もパディントン家にいれてもらったような気になれる楽しい本です。


WINE everything you ever wanted to know about Red, White, Rosé & Fizz

イギリス人のワイン・ライター、ジェーン・パーキンソンさんの本。オールカラーで、主に品種別にワインの特徴を説明しています。1つの品種につき、フランスやイタリアから南アフリカ、ニュージーランドまで、どんな味わいの違いがあるか、有名な産地はどこなど、細かく説明しています。カラフルでお洒落な本ですが、ネイティブ向けに書かれているため、見知らぬ表現が使われていたり、何かが省略されていることもあるため、意外とさらりと読めません。World News Caféではこの本のおかげでワインの読解を楽しむことができました。ワインについては難しい本が多いなか、この本はカジュアルなので、ワインと英語を一緒に学びたい方にオススメです。


Lonely Planet's BEST of JAPAN

世界中で有名なガイドブック、ロンリー・プラネットの特別編集の日本版ガイドブック。普通のロンリー・プラネットは白黒ページが多く、文字情報がビッシリですが、こちらは現地で使う実用書というよりは、日本に行きたい外国人が家でパラパラとめくるように作られたような感じ。そのため美しい写真が多く、現地で使えるアドレスよりも、その土地ごとの概略がつかめるようになっています。主に記載されているのは、東京、京都、奈良など。奈良の東大寺や京都の伏見稲荷、東京の明治神宮などについてもかなり詳しく解説されており、日本人でも知らないことが満載です。ネイティブ向けなので、単語の難易度はわりと高め。


Japan's world heritage sites

私はこの本を都立中央図書館で読みふけり、世界遺産に行こう!と決めました。私はフランス人向けの通訳ガイドをしていますが、それでも知らない情報や、なるほどーと思わせるものの見方が満載でした。おかげでこの本に載っていた京都の清水寺、銀閣寺、醍醐寺、そして白川郷などに行ってきました。写真もたっぷりで、説明も非常に丁寧です。現地にいってもこんな丁寧な説明は書かれていません!ので、行く前に読むことをおすすめします。World News Caféでも2022年1月から読解を開始できればと思っています。


JAPAN the essential guide to customs & culture

新宿のBooks Kinokuniyaの巨大な日本文化コーナーの中で、最も読みやすそうに見えた本。日本文化の特質や宗教、慣習などについて外国人の視点で説明されています。イギリス英語らしく、ちょっと難解で多くの人が苦戦します。とはいえよくある対訳付きの日本文化の本よりも網羅的でまとまっているのではないかと思います。


Little Book of CHANEL

ココ・シャネルの生涯や、彼女の作品について書かれたフルカラーのオシャレな本。表紙もカッコいいので、部屋のインテリアとしても使えます。が、いざ読もうとすると一文は長く、馴染みの薄い単語もかなり多く出てきます。難易度としては新聞読解と同程度、相当との読解力と語彙力が必要。

 

フランスので孤児として修道院で子供時代を過ごしたシャネルは、働いていた酒場で出会い、愛人となった人との出会いから自分の人生を勝ち取っていきます。帽子づくりからはじまり、パリでの出店、最愛の人との出会いと別れ、第一次世界大戦中に富裕層向けの商品をつくって大儲けした商才溢れるココ・シャネル。そんな彼女がこの世界に残したものには、カーディガンやシャネル・スーツ、香水やチェーンのついた鞄など、私たちが何気なく目にしている多くの女性服に多大な影響を及ぼしました。女性にとって不要なけばけばしく芝居じみた装飾を毛嫌いし、とにかくシンプル、そしてエレガント、かつ動きやすいことを追求し続けたココ・シャネル。彼女は女性解放に大いに貢献した人物なのです。

 

これを一冊しっかり読めばシャネルについて語れるようになりますが、難点は難しいこと。自分じゃ読めない、けど内容を理解したいという方はぜひ月1回開催のWorld News Caféの読解にお越し下さい。


Da Vinci Code

言わずと知れたダン・ブラウンの名作『ダヴィンチ・コード』の原著。私は断然!英語で読むことをお勧めします。なぜならこの本には単語自体に深い意味が隠されていることが多いからです。私はダン・ブラウンをほぼ英語で読破しましたが、やっぱりこれが断然読みやすく、最後まで読者をひきつけて話しません。白黒で一切挿絵などはありませんが、私は途中途中に世界史の本を読んだり、検索をしながら理解を深めていきました。良書を読むことで一気に英文読解力を上げたい人にはダントツにおすすめです。興味のある人がいたらぜひWorld News Caféでも読解したいですが、600ページくらいあります・・・


Inferno

ダンブラウンの『インフェルノ』の原著。インフェルノというのは地獄のような光景という意味。この本は本当に深い!!私は世の中にビルゲイツ陰謀説があるなら、ダンブラウン陰謀説があってもいいのでは?と密かに思っているくらい、この本とコロナ禍の光景には重なるものがあり、予言書かという気がしています。WHOのトップも登場します。映画が面白くなくてもこの本は本当に深くて素晴らしいです!(映画はおすすめしません)やたらと戦うシーンがあったり、フィレンツエのウフィッツィ美術館の中で逃げたりするシーンは読むのが疲れますが、なぜある科学者がこんなことをし始めたのか、そして大量に人がなくなった黒死病とはなんだったのか、それを理解していくのがとても深い思索だと思います。こんな深い本を訳書でさらりと読むのはもったいないです。ダン・ブラウンの中で一番深く、考えさせられる本だと思います。。


Angels and Demons

ダン・ブラウンのロバート・ラングドン教授3部作と言われる『天使と悪魔』ですが、その中でこれが一番始めに書かれたらしく、当時はあまり売れなかったそう。それもそのはず、この本はかなり複雑で、好きな人は食いつくけれども、一般受けするようなものではないと思います。ちなみにイタリア人は『ダ・ヴィンチコード』よりこちらが好きなようです。イタリアが好きな方は、カトリック教会が一体何をしてきたのか、そことは違う自由な発想を抱いたルネッサンスの偉人たちはどうやってそこから逃れようとしたのかという彼の深い思索にハマることでしょう。人が次々と殺されるシーンは相当残酷ですが、舞台は入念に選ばれており、私は舞台が変わるたびに検索をしては写真を見てなるほどーと納得していました。イタリア好きには『天使と悪魔』と『インフェルノ』を強くお勧めします。カトリック教会が強い権力を握り続けた一方で、ルネッサンスが栄えたイタリアの矛盾。そこが本当に面白い。ちなみに最後のどんでん返しが、そんなのあり?!という感じです。


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レベル4 大変!だけど読むと人生が変わる


The Great Good Place

レイ・オルデンバーグ『サードプレイス』の原著。訳本は読みにくいという話をよく聞き、最後まで読んだという人にはほとんどあったことがありません。それは本当に残念です。なぜならこの本は人の人生を大きく変えるほどの力があるからです。私はこの本に出会って"Informal Public Life"、人と人とが気軽に集い、出会い、何かが起こりうる場の重要性について研究を始めるようになりました。2021年には胡桃堂喫茶店で、4回に渡って「サードプレイスを原著で読み解く」という会を開催しました。実際に原著も非常に読みにくく、辞書が隣にないとしっかり意味を理解することはできません。そんな本だからこそ、本当に著者の意図が日本人に伝わっているのか?というのが私にとっての疑問です。インフォーマル・パブリック・ライフの中核となるサードプレイス について、もっとちゃんと知りたいという方はぜひ辞書片手に原著にトライしてみてください。(そのためには基礎的な英文読解力が不可欠です)原著で読み解くサードプレイスのオンラインセミナーもそのうち開催しようと思います。


Money Master the Game

この本は素晴らしい!!の一言です。お金に不安がある、将来が不安という全ての人に読んでもらいたい素晴らしい本です。なのに何故かあの新宿紀伊國屋にも売っていないというのが私には理解できません。日本での認知度が低すぎです。トニー・ロビンスは多くの本を出しており、私はほとんど読みましたが、断然これがお勧めです。彼はお金に関する叡智をすべてこの本に注ぎ込んだと思います(次作のUnshakableは微妙)将来が不安、このままで大丈夫なのかという漠然とした不安に追われている全ての人を安心させ、いったいいくら必要で、そのためには何が必要かを、ものすごくクリアなステップで書いてくれています。投資に興味がある人が、"Rich Dad Poor Dad"の次に読むべき本はこれだと思います(ただし、アメリカの本なので、日本でのやり方と少し合わないことも)私は1ヶ月かけてこの本を熟読し、オーディオブックでも聴きまくり、即座に実践していきました。おかげで10年以上あったお金に対する不安がずいぶんとなくなりました。しっかり読み、実践すれば本当に人生が変わります。時間をかけて最後まで読む価値のある本です。600ページ以上ありますが(笑)


おすすめの英語学習本(日本語)


リスニング力をつけたい人に『奇跡の音』

BBCや英語のニュースを聞いても音が言語として聞き取れない。まるで鳥の鳴き声のように意味不明な音の連なりにしか思えない、という方にオススメなのが『奇跡の音』。私はBBCを聴き始めたときに全く理解ができず、それがいつの日か理解できるようになるのかと思って愕然としたのを忘れません。

 

「〜〜〜」という不明な音の連なりにしか聞こえなかったBBCですが、「奇跡の音」を聴き始めてからちょっとずつわかるようになり、今ではきちんとした言語として聞こえます。「奇跡の音」は、日本人が英語が聞き取れないのは、耳が英語のチューニングになっていないからだと説きます。言語によって周波数が異なり、日本語と英語はそこにだいぶズレがあるそうです。まずは耳をチューニングし、英語の周波数に慣れることで英語が少しずつ言語として聞き取れるようになってきます。この本はニュース英語が「全然聞き取れない、聞くと頭がパニックになってしまう」という人におすすめです。私が上達したのはこの本がきっかけだと思います。これは本という体裁ですが、実際にはCDをひたすら聞き流すだけで大丈夫。勉強する必要は一切ありません。


キクタン TOEIC 800

英文記事の理解には、どうもTOEIC800点くらいのレベルが必須のようです。この本には英文記事を読むにあたって頻出の単語がずらりと並んでいます。これをしっかり身につければ英文記事も怖くありません。私はこのリスニングを続けていると吐き気がしますが(笑)単語帳として、暇な時間にパラパラとめくる習慣をつけるだけでも相当単語力がつくのではと思います。頭の中に単語が入っていないとどうしても新聞をさらりと読むこと、大意を掴むことができません。そのための近道として、頻出単語をしっかりおさえることは重要なのではと思います。TOEIC対策本として有名なだけあって、非常にすぐれた単語帳です。

 

※ただし、単語帳が嫌い、やっても身につかない方(←普通身につきません)は、World News Caféに英文読解に参加してその後復習した方がよほど効果的です。文脈なしで単語が身につけられるほど若くないからです・・・


一人では読めない!という方へ


洋書を読んでみたいけど、数ページ読むだけで挫折、という方はぜひWorld News Caféで原文読解に慣れてみて下さい。World News Caféでは、1回につき1つの英文記事または本を約1章分読み込みます。背景や読解のコツも逐一解説していきます。参加者皆で一文ずつ最後まで読んでいくので、達成感がやみつきになるという方も多いです。毎週末土日オンラインで楽しく開催していますので、ぜひお気軽にご参加下さい。はじめの数回は翻訳に参加しないオブザーバー参加も可能です。初回無料体験レッスン可能です。開催日程やテーマを知りたい方は毎週2回発行している無料メールニュースにぜひご登録下さい。


語学で脳みそが疲弊しきってしまう方へ


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